断酒奇譚

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断酒奇譚(1)断酒失敗

私は断酒男だ。

社会人になってから酒の飲みすぎで肝臓の数値がイロイロとヤバい。

そこで、カレンダーにバッテンつけながら、断酒している。

 

断酒しているんだが・・・・

 

昨日盛大にやってしまった。

 

以下は、その時の話だ。

 

夕方をこらえ、夜8時過ぎ、そろそろ酒を我慢するのも辛くなってきた...

 

眠剤を入れて早めに寝ちまおう。

 

だが悪いことに、そのとき私は、『カウボーイビバップ』というアニメを始めから見直していた。

 

大好きなアニメだ。

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このアニメには、酒や煙草の似合う光景がワンサカある。

 

時計の針を睨むと、2015分を指していた。

 

もういいだろう。

 

翌朝ちょっと早めに目が覚めちまうかも知れないが、眠剤で強制終了だ。今日もよく頑張った。

 

断酒さえできれば、100点だ。

 

そう、働かなくても、台所で煙草吸っちゃってもOK。医者から貰った薬を飲まなくても、ランニングをサボっても、寝転がってXXXばかりしててもOK。将来の事なんて何にも考えなくていい。

 

そう、ただ、酒さえ飲まなければ。

 

私は断酒原理主義者だ。

このどん底から這い上がるには、ここから始めるしかない。

 

だが、その次の瞬間、私はグラスに、ウィスキーを注いでいた。

 

アニメの中で、ビシャスという影キャラが何か気の利いたセリフを言ったんだと思う。

 

それで興が乗ってしまった。

 

まぁ、一杯だけなら仕方あるまい。

ていうか健康に良いだろう。

 

ていうかアニメが悪い。

 

そのとき、タイミングが良い(悪い)事に、唯一の酒場友達・きーやんからラインが入った。

 

「すーちゃんなにしよんの?」

 

「断酒に失敗しとる」

 

「カラオケ行こうず」

 

「いいよ」

 

てな具合で駅で待ち合わせる事になった。

 

ちなみにすーちゃんというのが私の名前だ。

 

そこからは坂道を転げ落ちるように酒を浴びた。

 

だが、若い頃ほどカラオケに熱中できなくなっている事は間違いない。

 

カラオケだけではない。

 

ほとんどの事に興味を失いかけてもいた。

 

翌朝目覚めると、外は快晴だった。

 

5月になり、やたら天気が良い日が続く。

 

お天道様が目にしみる。